摂食障害とわたしの出会い
はじめまして。
28歳女です。
わたしの摂食障害との出会いを記そうと思います。わたしと摂食障害の出会いは青春真っ盛り、中学生の時でした。
あの頃の私は食べることが大好きで
給食は誰よりも早く完食し、残ってる食パンやコッペパンをたくさんの枚数食べたことを
誇らしげに思っている中学生でした。
わたしは陸上部に所属して、毎日練習に明け暮れてました。わたし自身、食べるだけ食べていましたが幼少期から小柄な体型だったこともあり、特別太ってしまうことはなく、体型や体重へのこだわりは全くありませんでした。
そんな生活を送る中、陸上部の顧問の先生から言われた「お前ら最近太ったんじゃないか」
(1字1句こう言われたか記憶は曖昧ですが、こんなニュアンスの言葉でした)という言葉。
わたしもたしかに太ったのかもしれないと
軽く思いましたが、ダイエットにオススメの食材など調べるだけで、給食をたくさん食べるわたしの生活スタイルは変わりませんでした。
顧問の言葉を受けて、同じリレーメンバーの
1人が給食をほぼ食べなくなったり、家でも
果物だけを食べたりとダイエットを実行しました。どんどん痩せて、記憶では夏でも寒いと言っていました。座る時も骨が椅子にあたって痛いと言っていました。
そこまで痩せてしまうと走る筋肉も体力も落ちてしまっています。リレーのタイムは次第にベストを出せなくなりました。
それでも出場が決まっていた全国大会まで
みんなで走りきり、無事引退を迎えました。
引退後、その子は入院しました。
わたしにはその時の彼女の気持ちは全くわかりませんでした。入院してからも太るのは怖いと思っているようでした。
ガリガリの身体を見て、わたしはなんでそこまで痩せていたいのだろうとただただ思っていました。
何年かしたらわたしも同じ道を辿るとも夢にも思わず。
これがわたしと摂食障害の出会いでした。
初めて出会った中学生のわたしには他人事の
病気でした。ぜったい自分はならない病気だと思っていました。絶対なんて絶対無いんですね。
今となっては、摂食障害を傍観者として見ていたわたしと経験者としてのわたし、ふたつの面から摂食障害を考えることができるのだなあと
思えます。
ガリガリに痩せるのも、ぶくぶくに太ってしまうことも、醜くて外に出られなくなることも
全部わたしは知っています。
全てわたし自身に降ってきたことだから。
経験してない人にはわかれないこともたくさんあります。だから、わたしはいま苦しい人に
病気を経験した当事者としてなにか出来ないか
考えています。(考えているだけで行動になにもうつせていませんが……)
生きづらい人に居てくれてありがとうを伝えたいし、話を聞くだけでもいいのなら寄り添いたい。一緒に泣きたい、叫びたい。
みんなを救いたいとか世界を変えたいとかじゃなくて、ただ近くにいる苦しい人に
生きてるだけで居てくれるだけで
ありがとうって言いたいと思っています。
そんなことをしたくて、言葉を綴りたいと
思いました。
次は自身の摂食障害について書けると良いな。