生きづらいよね人生

摂食障害と双極性障害と一緒に生きています

空虚な自分を人に見せること

最近頭の中に文章が出てこない。
つい最近まではいろいろな考えや思うことが頭の中にたくさん浮かんできて
それをああ、明日になったら今思ったことは忘れちゃう、書きとどめないと。
そんな思いもあって書き始めたブログだが、
ここ1週間ほどは、前みたいに考えがほぼ浮かんでこない。あれもこれもと考えられなくなっている。気がする。

生きづらい人のためになにかできないか!と思う気持ちももちろんあるけれど、それはわたしがその生きづらさを抱えた当事者でもあるがため、生まれた気持ちであって
わたしも苦しくなることはもちろんある。今まさに、ひさしぶりの希死念慮に襲われている。
とはいっても、それでも文章をかけているので本当に一番ひどい段階ではない、のかもしれない。

本当の一番の心の奥で思っているつらい、助けて、聞いてほしいことを一番聞いてほしい人に言えないまま、どうしようもなく途方に暮れてしまっている今のわたし。
昔からそうだった。一番頼りたい母に頼れず、なにも困ってない悩んでないわたしをずっと演じてた。そう、演じていたのだ。本当のわたしはそんな完璧な人間でもなんでもなくてからっぽで
過食で食べては吐いて、食べ物を買うお金がなくなって借金をするような人間だ。
でもお金がなくなっても、苦しくても、母には言えなかったし頼れなかった。
完璧でいなければ、頼りがいのあるわたしでいなければ愛してもらえないと心のどこかで思っていた。
本当の状況を伝えられていたらきっと家に戻ってこいと言われ、いったんは負の連鎖が収まっていたのではないかと今となっては思う。
母にいい顔したいがためにずっと隠してきたことがいつかは見つかるかもしれない。
そのほうがずっと母へのダメージは大きいのではないか。
本当に守りたい人を守れずに迷惑をかける結果になりそうで怖い。八方美人をして誰にも嫌な顔されたくなくて、本当は一番傷つけたくない人を傷つけてしまいそうで怖い。
母はわたしのことでももちろん苦労しているのだが、母の弟(おじ)も昔から問題児であり
このおじの存在があったから、余計に母の前ではしっかり完璧でいなければ、支えなければ、
手をかけさせるようなことがあってはいけないと思うようになった。
特に金銭面でおじはとてもだらしなく、何度も何度も母からお金を借りるような人だった。
母からだけではなくもちろん銀行のローンや消費者金融からもお金を借りていた。
そんなおじの姿を子供のころから見ていたわたしは、ぜったいお金を母から借りることはできない。と思うようになった。
さらに追い打ちをかけたのは、父の死だ。
私が大学3年のときに父は亡くなった。このことでさらに自分のことは自分でなんでも
しなければ、母に余計な負担をかけてはいけないと強く思うようになった。
その結果、過食で足りなくなったお金をわたし自身が
消費者金融から借りるという夢にも思っていなかった事態を自分自身でつくってしまった。
このとき頼れていたら、本当のことを話せていたら、今どうなっていただろう。
空っぽのなにもない自分をさらけ出せていたら、なにか変わっていただろうか。

誰にも迷惑をかけたくないのに、こうなってしまった過去の自分を呪いたい。
もうどうしようもないけれど、こんなことを考え始めると生きるのって難しいなと
思わずにはいられない。
まともに生きるって難しいな。

わたしの大好きな先輩の作品をはっておきます。

空(カラ)の味

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  • 発売日: 2020/05/06
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